22.7.08

ト*ース・エレメ*ツとア*ト・スコー*

おととい見た2つの展覧会。

 
ト*ース・エレメ*ツ。オペラシティアートギャラリー。写真や映像の、日本とオーストラリアの若手作家たち。
 個人的には、入り口すぐのところにあった志*理江子というアーティストの作品を気に入りました。はじめは、どうなっているのかわからなかったけど、いくつか見ているうちに、わかったし、その技法が表そうとしていることもわかったような気がします。ちょっとSF的だったりや霊の存在を示唆してみたり、本気なのかイメージだけなのかわからない微妙なあたりで作画しており、わたしは、想像力をかきたてられました。元の写真が古いものなのか、古そうにしているのか、わからないけど、わたしにはどちらでもいいのです。
 他のアーティストの作品も楽しめたけど、あまりに美学や技巧を、誇っているようなものは、わたしはあまり好きになれませんでした。最後のところにあった、アレックス・*ィビスの作品は、ややもすると、ディズニーランド的な理解や利用をされてしまいそうに思いましたが、そっけなく作ってあるし、映像や写真の、本質に触れるテーマが、面白いと思います。ここに、どういうものだったか、書いてもいいけど、長くなるし、書いてもわからないかもしれないので、省きます。

ア*ト・スコー*2007/2008。原美術館。ドイツの車メーカーで あるダイムラーのファンデーションの交換プログラム。日本から2人、ドイツから2人。去年はドイツで滞在、展覧会。今年は、日本に滞在、展覧会、というプログラム。1970年生まれ前後の人たちだが、日本の作家の方が、経験や、それぞれの国のアートシーンでの地位が高いのではないかと思いました。ドイツはたくさんの、活動しているアーティストがいるから、チャンスがぐるぐる回るのではないかな。日本は、一握りのアーティストが、活躍という事情。
 照*勇*さんの作品は、もう本当に、アイデアにも美しさにもユニーク性にも驚くばかり。繊細な作りで、これほど、スケールを感じることができるものかと感心するばかりです。見た目だけで終わらせないで、知的な操作とか、意外な取り合わせ(本物の蝶がガラスの中にいたり)をためしたりなど、どんどん発展させておられていいなあ。
 加藤*さんも、まとめて数点見たのは初めてだったので、面白かったです。もうベテランという感じ。家族像ではない作品も作ってほしいと思うけど、たぶん、自分にまつわわることに感心のある人なんでしょうね。どちらの方も、原美術館の空間を、とってもうまく使っていてました。たぶん、キュレーターも優れているんでしょうが。
 2階は2人のドイツのアーティスト。映像作品のエヴァは、面白かったけど、ビル・ヴィオ*の影響大なのが、気になりました。それでも面白くはありました。実は動いている、ということに気がつかないで、どんどん部屋からお客が出て行ってしまっていたのは、残念。もう一人の、アスカ*の作品は、ちょっと、わたしには、わからないです。ごめんなさいね。
 原美術館のあの、お高いレストランに、人がいっぱいいて、小金持たちの3連休の中日を、ガラス窓ごしに、祝福いたしました。わたしは、品川駅前の、券売機も壊れている、陰気な立ち食いそば屋で、一服しました。


 どちらもまだやっている展覧会なので、もし、これから行く人があれば、感想を聞かせてくださいね。


 以下は、まったく関係ないですが、クラクフの町外れで見た、社会主義リアリズムな大げさなビル群の中にあった彫刻。ビル群や彫刻には、「力」「秩序」「科学」という言葉が浮かぶ、迫力があります。観光地に飽きて、ぶらぶら歩いていたら、見つけた町。面白かったです。面白さって、好きかどうかというのとちょっと違うようですね。