27.12.10

シャトーパフォーマンスマルゴー3フライヤー

いつも見に来てくださっている佐野佳子さんのデザインです。手に取ってみたくなるようなフライヤーを。ハトロン紙に印刷されてます。


17.12.10

ワークショップ:ことの運び


3月に、スペインのジローナ大学で、パフォーマンスアートのワークショップをします。日本と比べると、たぶん、パフォーマンスアートはそれなりに、アートとして理解されている分野なのだろうと思います。そんな先進国で何をしようかな。

もうプランを出せということなので、悩んだけど、とりあえず、今年9月に、多摩美でやる予定だった(2日かけて考えたのに、消えていったプラン)ものをやる、という方向で行こうと思います。
タイトルは「ことの運び」この日本語の意味は深い。
写真は、ジローナ大学のキャンパス。紀元前からある町だよ。
多摩美の場合は、インストラクションを用意したが、ジローナでは、各自が見せたいことを、各自で表現してもらったらと思う。日本人は、自分でコンセプト/アイデアを選ぶことが苦手だが、スペイン人は与えられることが苦手かもしれない。いかに、自分の考えを表そうか、やっきになるのかもしれない。この辺は、行ってから、様子を見てきめたい。16歳から36歳くらいの人が、学生にいるそうです。

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具体的なものを「運び」ます。「運ぶ」ということは、時間がかかります。日本語には「ことの運び」という言葉もあり、物事の経過を表します。それは、彫刻でも絵画でもなく、時間を要した表現となり、しかも、その時間を作り出すのは、自分自身の身体と意志です。

実際のモノを「運ぶ」というごく日常的な行為をベースに、パフォーマンスアートの可能性をともに経験したいと思います。様々な日常的なモノを空間のひとつのサイドに用意します。それらをもうひとつのサイドに運ぶ、というパフォーマンスを行います。その際、私は複数のインストラクションを用意しますが、どのインストラクションが、誰にあたるかは、くじ引きになります。
運ぶモノを選び、運ぶ方法、手順、スピード、時間配分などが、表現の要素です。

 短い時間ですから、完成した良いパフォーマンスが望まれているわけではありません。日常におこなっていることにほぼ近いことを、他者に見せることにより、それは解釈の対象になるという経験です。他の人たちは、あとでパフォーマーが何をしたか、見えたことを話します。インストラクションの内容をあてることが目的ではありません。見えたことの感想でもかまわないのです。表現として、意識/無意識に出てきたことを、検証します。
その会話をした後、もう一度ずつ行います。2度目は、自分がしたいイメージあるいはコンセプトで、運びます。これについても、また、話し合います。

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*関係ないですが、このblogではなくて、ホームページの方、少し改修しました。日本語で読みやすくなりましたので、良かったら、覗いてみてね。




13.12.10

シャトーパフォーマンスアートマルゴー 仮フライヤー


次回のイベント仮のフライヤーです。
今回は、フライヤーを真剣に作っています。18日くらいにはお見せできます。
いかんせん、年末年始がかかるので、どれほど、皆さんのおてもとに届くのかはっきりしませんが、御期待を。郵送も熱心にしてみたいです。

今はネットの時代で、紙媒体が弱いです。

村井さんは「紙媒体派です」といい、フライヤーまきの重要さを唱えます。めんどくさがりの山岡は、ぶつぶつ、でも〜なんて言ってみました。
ああ、しかし、最近、どこかでとった、見ず知らずのポストカードで、見ず知らずの場所で、見ず知らずの方の作品を拝見し、大変、良かった。
ネットなどで、派手に情報をしていません。
いつも楽している情報だと、一億総オタク化ではないですが、楽に手に入る、好きなものばかり収集してしまう可能性があります。
ネットに情報はいっぱいですが、サーチするのは自分だけ。偏ります。

新聞は、パワー減で、記事もつまらなくなりました。でも、ぺら〜っとめくると、見たい事も見たくない事もみんな一緒にざっとでも入ってきます。雑誌もそう。
それは、ネットではありませんね。

紙媒体、がんばれ。これまでと同じで良いとは言わないけど、
ラジオが生き残っているように、生き残れ。


ということで、フライヤーがんばります。

パフォーマンスもがんばります。

9.12.10

図形的リクレクション

昨日の、川染さん主催の円盤ライブ。無事終了。
私に何ができる心配であったが、なんとかのり切ったと思っている。
エアコンも止めてもらい、細かい音に集中したから、観客は身動きにも気を払わざるを得なくて、窮屈な思いをしていたかもしれない。もし、そうなら申し訳ないです。でも、それで楽しめた人がおられたら、ありがたい。
彼の言う、「へんなライブ」の一要素に、本当になれていたら、うれしい。


以下は私の図形的リフレクション。



アイデアとライブ感のAB軸の十字の図形チャートで、考える。


アイデア
A軸右:個人のセンスから来る感覚
A軸左:社会性を意識した感覚や考え

ライブ感
B軸上:緊張や集中度を大事にする
B軸下:日常性/親しみやのりを大事にする



きのうは、前半はA軸左から入り、後半は右の方へ行き、とどまった。
B軸に関しては、ずっと、上方向が強かっただろう。しかし、狭いところに少人数という意味では、下方向的なところもあった。



A軸については、それで良いと思う。
B軸は、迷う。
図でも、日常性の反対側をなんと書けばいいかわからない。非日常性ではなくて、崇高性でもなく。適切な言葉はないものか。


来月、

シャトーマルゴーで、サエグサさんとデュオすることになっている。それでおととい会っていろんなことを話した。その中で、能のことを話した。彼も好きみたいだ。私も、そのことを考える。あれが、あのようにハイテンションな場所であるのは、「奉納」であるからなわけだと思う。その感覚が、どういう形で、現代の日本人に、関われるか、関わっているのか。

5.12.10

円盤出演水曜です。

不思議な世界観のライブで有名な川染喜弘さんが
毎月、企画しているイベントに呼んでいただきました。会場はレコード屋さんです。

ただいま、山岡は内容を考えています。レコード屋さんであり、多くても15人くらいでいっぱいの場所ということで、
なにか、「ここならでは」のことを、と思っています。
やる作品のタイトルは「This is my sound これは私の音です」というものです。

この川染さんはライブの世界では有名な方らしく、私の出演を、いろんな人がいろいろなニュアンスで驚いています。
その驚きを見るにあたり、彼のイメージではなくて、私のイメージについて、少々疑問を持ちました。
あんな有名な方とどうしてあなたが知り合いなの?というニュアンスのものも少なくなかったです。


彼はとても、丁寧にリスペクトを示してくれて、何か別の人と勘違いしているのではないかと、心配です。

勘違いでなければ、話ししても楽しいし、ごく、普通の意味で、気が合うんだと思いますけど、違いますでしょうか。たしかに、ライブというタイプではありませんでした、私は。その壁(あるとすれば)、ものともせず、乗り越えて会いに来てくれた彼には感謝します。



とにかくやります。


12月8日(水)18:50 open 19:00 〜22:00
ライブ
場所/高円寺 円盤(http://enban.web.fc2.com/)
TEL0353062937
料金/1000円 (ドリンク代込み)。

出演 /NOMURA YOU、川染喜弘、山岡佐紀子

以下、私以外の方のプロフィール
■NOMURA YOU
1977生まれ。
千葉県千葉市出身。 Vo&Gのソロ。
PUNK 即興とポップ アバンギャルドを縦横に行き来して活動。
http://www.myspace.com/mynomura

■川染喜弘
1977年生まれ。
自分のliveは一見、稚拙に見えたり、ユーモアたっぷりで、訳の分からないliveだと思いますが、
まるで、無人島で未知の芸術に出会った、訳が分からなかったけれど、その奥の何かを感じた、
そんな風な感じが一つのゴールです。
自分の作品は、「聴く」、「見る」、以外に「感じる」事が
大事だと思っております。
http://kengaijigoku.web.fc2.com/kawasome.html