30.6.10

わからないわ


日本語ってわかりにくいです。日本の学生さんに、ある時「わかりません」と言われたので、かみくだいて、いちから説明したら、「前からおっしゃっていることですよね」と言われ、言っている意味はわかるけど、「自分の立場としてはそれにどうしたらいいのかわからない」ということでした。それならそう言ってくれ。
顔見知りなら簡単に伝わることが、少し「友達じゃない」距離になると、不信が先行するみたい。
日本語ではしばしば、こういうことがあります。日本語って、知らない人とのコミュニケーションに向いてないのかもしれない。「わからないよ」という言葉は、以前に、人を排除するために使われているのを、見たことがあります。「不快」を表す言葉でもあるようです、日本では。なので、きっと、敬語が複雑になったのかもしれません。距離を表すために。カップルや夫婦でも「あなたがわからないわ」と言うのって、「愛してくれているのかしら、あやしいわ」という意味なんでしょう? これは、距離を感じたとき。


楽天と、たしか、無印良品も、社内の会話を英語にすることにしたそうです。案外、その方が、話がしやすいのではないかと思います。



5月に韓国で以下のペーパーなどを作って、英語でプレゼンした時は(へたです)、拍手もしばしば出たくらい、なんか、通じた気がして、満足感が大きかったのですが、国内にいると、コミュニケーション不全のことで、毎日のように悩む。ばかばかしいくらいです。
ええかげんにしてえ。

絵を描く仕事と、呼ばれていってやるパフォーマンスと、あとは読書と散歩で、過ごせれば、もう、とてつもなく幸せです。たまに、気の合う友達と御飯でもたべて。それほど、でかい夢でもないんだけど、それができない。