6.7.10

ふわふわしている

実は、人生最低のコンディションです。なんて、言うと、わたしに少しでも期待かけている方々をがっかりさせるかもしれない。ウツウツを通り越して、生きているのが、不思議だな〜と、ふわふわした気持。収入がまったくなくなって、数ヶ月。
だけど、誰のせいでもなく、このように、それらのことが訪れているのだと思う。
自己責任だなんて、言わない主義。

これから、いろいろと忙しくなります。ありがたいことに。声をかけてくれている方々に感謝したり、関わってくれている人々に感謝しながら、進みます。感謝が、主な、パワーです。

1.  石川雷太さんに誘っていただいて、比企の丘、国際自然野外美術展というのに、9月の末から10月の前半にかけて参加します。これは、我が家のある埼玉の少しはずれから、さらに奥地にある、東京電機大学のキャンパスにて行われます。長年行われていたネイチャーアート系のイベントです。それが、「電機大学」で行われるのが、面白いですね。かつては、自然と工学は、反対の概念に属していました。しかし、インターネットがすべてモノとしてのメカニカルで動いているのではなく、多くの要素は、人間の行動や意志によって動いているわけなので、それは、もう、人間対ロボットなんて、図式で語れないと思います。あ、人間は自然ではないという意見の人もいるけど...... まあ、そういう定義の話になると、平行線になるから、やめようね。まだ、ミーティングに一度も行ってませんから、今は、ただただ、妄想しています。何か、そこの技術とコラボレーションできたら、と思っています。

2.  それから、太田エマさんの企画のMediAction。これは9月26日から、レジデンシーが始まります。11月6日まで。インドとインドネシアと北京から、アーティストが来ます。彼女たちと、わたしは、共同制作することになります。3331Chiyodaに1ヶ月と少し、スタジオを借ります。これは、テクノリジー、ローカリティ、ジェンダーの3つがテーマ。少しだけ、アクションが始まっています。Apple Ginzaで行ったのがそう。それから、メールで自己紹介を初めています。まずが、彼女たちのことを知りたい。それから、秋葉原についても、少し、知りたいと思っています。わたしは、どのあたりにフォーカスするか。


3.  もうひとつは、小金井のスペースを借りて、パフォーマンスのイベントをしていくこと。9月と11月に予約しています。これは、私は企画側です。さらに、C&Mのリーダーであるゴトウくんと、小金井に住むムラカミくんが企画に参加しています。ここでは、私は純粋に、パフォーマンスアートをしていきたいのです。今はアイデア企画ものブームですから、社会でのアーティストの役割としては、実のところ、自分の腕を磨くことだと思うのです。企画者がアーティストより注目される時代ですから、負けていられません。ここで、いっしょにやろうと声をかける方たちは、わたしが見たいと思っている人たちで、私が学ぶために行います。シャトー・パフォーマンスアート・マルゴーと名付けました。わたしの、へそまがりな性格が表れています。どうでもいいものを、名前にする。ヘチマ、みたいに。でも、ワインは好きでから。それだけの理由。
わたしのアイデアを聞いたある人が「内輪で盛り上がるっていうので、いいってわけですね」と言いました。それに対して、私は「はい」と言いました。でも、内輪で盛り上がるものをどれほどわたしがを避けて来たか。知っている人は、ある意味この選択を、良かったねと言います。
信頼関係はゆっくり作ります。アイデアで共感するより、人となりで共感した方が、いいつきあいができると思う。良い出会いがしたいです。

4. さらにもうひとつは、Cannons and Musesのイスラエルでの展覧会。わたしはコーディネーターの役で、作品の提出はしません。今、それが仕上げに入っています。締め切り間際です。展覧会は、夏休みを挟んで9月にエルサレムにて行われる予定。多摩美の学生さんたちが、イスラエルの若いアーティストたちと作っている。それぞれがアイデアをひねって、すてきなものができつつあるようです。うれしいな。

以上のことを書いたら、ふわふわ感が少しやわらいで、地面に足がついてきました。皆さん、ありがとう。

ちょっとだけ、お金になる仕事がやってきたので、ありがたくさせていただきます。続くといいな。


以下はまったく関係ないけれど、英語で言う「プラスティックバッグ」、日本語で言う「レジ袋」が、しゃりしゃり言う音を使ったパフォーマンス。この年は、ポーランドでもしました。わたしは、コンダクターになって、音を調節しました。楽しかったけど、まあ、エンターテイメントだね。これは、パフォーマンスの本編の後のおまけとしてしました。