23.7.09

サバイバル

「良識のある市民性」×「想像力を何より大事にする」
これは時々、というか、いつもぶつかる。しょうがない。けんかをしても平行線だ。譲り合えれば最高なんだけど。

ワークショップは、ゲストの準備がすばらしかったのと、学生さんの熱心な好奇心のおかげで、だいたい、成功です。皆さん、喜んでくれた。私も楽しかった。次は、「戦時におけるアーティストの役割」という議論に行きたい。
今回もわたしはわざわざ、言ったけど、社会におきていること(戦争に限らず)に向き合い、だからこそ、芸術のための芸術、純粋な芸術を作るんだという選択も、あるんだよ、と思っている。でないと........ 何か理想に対して正しい態度であれば、なんでも良い作品ということになる。これは、違っている。これではいかんのだ。役に立ても役に立たなくてもいいんだ。役割というのは、そうだと思う。
この辺は、いちいち、言うことにしている。

「避難所としてのアート」というタイトルで、クロアチアのレポートを書きはじめている。国際交流基金へのレポートなんだけど、それだけで終わるのは、つまらないから、レポートにしたい。
「逃避」ではないのです。やはり、ただ、自分が楽しむためだけに発表をしている、というのには、ついていけない。
わたしの世代より、よっぽど、今の学生は、問題にさらされているから、かえって大丈夫かもしれないが、そこで、国内だけの、ドメスティックになりがちなのだ。で、気持ちのある学生さんたちに、外に触れるチャンスをと思っている。わたしにできることは、このくらいだ。


この一週間、ちょっと妙な作品を作りたくてがんばってみたが、あんまり、いい出来ではない。勉強にはなったけど、作品がイマイチ。
あくまで、YouTubeで発表することで作った。YouTubeのりのポップで緩いものなんだけど、アイデアはじつはしぶいってやつね。

iTuneでダウンロードしたStevie Wonderの曲をつけたら、あたりまえだけど、削除されてしまった。歌付きの作品を見たい(聞きたい)人は連絡ください。メールで、Quicktime file 送ります。

アフリカ系アメリカ人のことは、去年、飛行機の中で見た映画「The Great Debater」で関心を持つようになり、やがて、Obama氏がPresident になって以来、私は、オバマウオッチャーになって、毎日、いやがらせのようにWhite Houseのホームページを見ていました。プラハのSpeech(核廃絶)にも注目したけど、ガーナでのスピーチあたりから、「ん?」という気持ちになりました。アメリカは中東から徐々に撤退しているけど、その代わりに、アフリカの資源に関心が向いているのがよくわかり、かつ、それで彼が大統領になったのかもしれないとすら感じるようになった。そんな時に、マイケルの死があって、We are the worldを何度か聞くはめになって(別にファンではない)、もうひとつ、「ん?」。
70〜80代にアフリカ系アメリカ人は、音楽業界でちょっとしたブームでしたね、そういえば。すんごいムーブメントだった。
この25年の年月を感じて、作りたくなった。25年が、どれほど、長いか。
アメリカの何が変わったか? それを、できるだけ、ミニマルな方法で表したかったが。
いまいち。まあ、楽しんでください.........。

USA for Africaではなくて、Africa for USAです。このテーマ深めたら大変なところにはまりそう。

(削除しました。新しくベターなものをアップしなおしています。YouTubeのチャンネルをご覧ください)