13.4.09

リカバーザワールド Recover the world?

あたたかくなってきましたね。いろいろな都合で、体調が悪くて、お肌ぼろぼろになってきたので、サプリメントをあれこれ飲んでます。効くのかどうか、わからないけど。リカバー佐紀子。

今日は、オバマ氏のプラハでの核廃絶を訴える演説を知って、わたしは、なぜか、感動して、涙をこぼしてしまった。友達に話すと、誰も信用しない。わたしを信用しないのではなくて、彼が、核廃絶を目標にしていると言うことを。交渉のカードにしようとしているに違いないとか、本気なはずはないとか。youtubeのホワイトハウスのチャンネルで、みつけて聞くと(英語字幕出ますから、サビの部分は、確認しながら聞けます。)おろかなわたしは、どうしても感動してしまいます。何より、自分が、核廃絶をそれほど望んでいたとは、知らなかった。無理と思っていたので。
彼はやると思いますか? テレビのコメンテーターとして出ていた、手嶋龍一さんは、頬を紅潮させて、「この演説は、21世紀の歴史に残る見事な内容です。ただし、彼の命があぶない」と絶賛と心配。
少なくとも、彼は、見事なパフォーマーです。それにひきかえ、わたしは何をしている?.......と比べてどうする。


ちょっと仕事が一段落なので、youtubeまた、アップしました。Best Place to Sleep。これはスライド。2007年から2008年5月までのもの。三菱銀行バージョンは、ビデオもどこかにあったので、探して、いずれ編集して載せます。
これらの作品は、別に「貧困」がテーマなのではなくて、「距離」がテーマなのです。私の身体とその場所のもっている背景の距離。目に見えない世界の精神のバランスの崩れを修復するため。いつか、オバマ夫妻のダンスシーンとわたしの寝ている写真をつなげた作品があったが、それもそうです。世界と自分の関係を確認、回復する、これがわたしのパフォーマンスの原点の考え。ところで、このスライドの中で、エッセン市のクルップファミリーのお屋敷で撮ったものがあります。この一族は、19世紀から20世紀にかけて、鉄製品の武器商人として、ドイツで大金持ちになりました。ヒットラーの協力者として、戦後は、犯罪者となっていました。明治維新の頃に、江戸幕府に大砲を売っています。
ところで、オバマ氏の発言は、アメリカの武器商人をどれほど怒らせたでしょうか、と考えながら。