28.3.10

絵画など

友達と長いSkypeトークをした後、ふと思ってインドのヒンズーミニアチュールの画集を見た。
作品が残るってすごいことだ。多くは、作者不詳なわけだけど、作者の身体やその社会(ようするにコミュニティ・パフォーマティブなこと)はもう過去のもので、消えてなくなっているわけだが、その絵は残りつづけ、私のような文脈の違う人々によって鑑賞される。それは「売れる作品」といったことと関係ない。偶然、空爆にも、洪水にも、火事にもあわず、身近の人に破棄されることなく、残り続けたわけだ。まあ、売れたから残ったということもあるかもね。


もう過ぎ去った時間のものを眺める喜び。鑑賞するってこと。自分がやりたい人ばっかりの世界になってきた。つまんない。参加せずに、遠くから眺めたり、こっそり覗いたりすることを、復権したい。時間をかけて。