4.10.09

パウリノとマルー

きのう。日本縦断旅行中の、タイに住むスペイン人夫婦、パウリノとマルーをホテルに迎えに行って、それから友達が展覧会している銀座の画廊へ行き、近くの画廊や、もうちょっとコマーシャルな画廊などをお見せして、有楽町線に乗り、比企の丘の東京電気大学で、また別の友達のライブを聴きに行った。長い一日であった。11〜21時の10時間のつきあい。

1日いっしょにいて、大人の、ゲスト、ホストのセンスを、学ばさせてもらった。

一昨年、タイであったアジアトピアで知り合った人たち。夫のパウリノは、40年ディズニーのアニメーションの制作に関わり、今は、悠々自適なリタイア生活。アメリカのパスポートも持つ。妻のマルーは、わたしはアーティストとして知り合ったが、きのう話をよく聞いたら、長いこと、社会教育の仕事にかかわって、アートはこの4〜5年のことらしい。バルセロナでずっと暮らしていて、5年前くらいにパウリノと知り合って、結婚することにしたんだって。熟年結婚ですね。
いろいろな人生があるものだ。
会ったアーティストには誰にでも言っているのかもしれないが、彼らの住むタイの山の中の家の2階は「サキコの別荘だ」と言ってくれている。いつでも来てよいと、年に何回か、メールをもらっていた。まだ、それほど、親しくないのだけど。
あまりに夕日がきれいな場所なので、2人で見るのは、とてももったいないからだそうです。

彼が用事があったので、はじめて、「HSBCプレミアムセンター銀座支店」というところに行った。金持ち専門の銀行です。ふかふかのソファで待っていると、オレンジジュースを出してくれた。行員は、わたしに対しても、丁寧に、英語で挨拶してくれました(笑)。銀行マニアとしては、楽しい経験であった。

銀座の画廊で作品を発表していた友達は、絵画を壁だけでなく、床に置く展示をはじめて、2回目。音(色)が、場所の中で、反射しているように感じた。無音の場所もあちこちあって、その配置の仕方が、わたしの感覚と大分違うので、それを楽しんだ。どんどん、やって欲しいと思った。