13.10.09

2日間

日曜と土曜。おとといときのう。

日曜は、お昼頃は、所沢の航空公園に行く。知り合いが展覧会に参加していた。くしゃくしゃの白い大きな紙を、小さな台の上に置いて、彼は座って、それに絵を描いていた。描き始めたところへ私が、声をかけた。参加してもよいらしい。白い布団のこたつみたい。こたつにあたらせてもらいながら、彼の描いた絵のまねをして描いてみる。しばらくして、ふと、彼の描くのを見ると、最初のころより集中力が出たらしく、絵がきれいに、うまくなっている。なんか、わたしと話しながら描いている内に、手に血が巡り始めたみたいだ。集中力とは不思議なものだ。

その後、Cannons and Musesのミーティング。予想より、多くメンバーが集まっている。芸術祭に何を出すかの話で、けっこう、いい提案や議論ができた。割と理想の方向性が、似ているもの同士が来ている感じ。いろいろ一緒に行っているうちに、言葉ではない、コミュニケーションができているみたいだ。その感覚が、面白かった。が、でも、まだまだ。テーマとパフォーマンスの関係、身体で体験して、さらに、プレゼンとして成り立っているか、そこにまで、至らなくては。
これが、ながびいて、中野での、なおかたひらさんのパフォーマンスは見に行けなかった。残念!!

きのうは、フジエさんのウイリアムさんへのインタビュウを聞きに行く。池袋西口から行くアートカフェというロケーションも興味があった。ウイリアムさんの、あくなき芸の精進に感心してしまう。観念とか、そういう方向には、行かないみたいだ。体育会系なのかな。でも、何かの理想ということはあると思う。身体コンシャスであるということは、それだけで、政治的なのだから。自分の改造。その後、フジエさんの家で、飲み会となった。フジエさんの料理にも改めて感心。フジエさんのことも前より、大分、知るようになる。以下は、ウイリアムさんご推薦のHonda CivicのUK向けCM。

このところ、人に会うことが多い。それも大事だけど、制作もしたいし、時間の配分がむずかしい。人に会ったり、それにリアクトしているそのリアルパフォーマンスそのものの記憶が、作品に鏡のように映って行く。だから、なるべく、素敵だと思える人に会えるように、鼻をきかせ、さらにアンテナをはっておかなくては。どんな人たちと関わっているかということで、人間って変わる。変わらないこともあるし。それが、自分で区別できれば、面白いし。

このごろ、やっと、東京が好きになってきた。