今日は、ひさしぶりに、東京まででかける。12時にG君と渋谷で待ち合わせて打ち合わせ。その後、品川、恵比寿の美術館で、展覧会を見る。
打ち合わせは、かなり良い方向。ここで何か、報告できる日がくればと思う。彼も、いろいろと動いてくれるので、助かる。ありがとうね。
展覧会は、どちらもあまり面白くはなかった。品川ではまあまあ。前に見た作品の方がよかった。でもコンセプトは前よりわかった。どこかで、別の作品を見るのを楽しみにしたいです。へたすると、デパートのディスプレイみたいになってしまいそうなところが、そうならないというのは、どういうことかなあ、と考えさせてくれた。恵比寿の方は、コンセプトはよくわかったけど(頭ではなかなかすばらしいアイデアだと思うのだけど)、表出されているものが、わたしの方向からあまりにかけ離れていいて、疲れがどやっと出た。でも、リサーチにはなったかな。
ところで、 わたしは、インターネットを使うようになってちょうど10年。いろいろなことはあったが、周りを見ると、インターネットというメディアの使い方が、人それぞれになってきたと感じる。今になっておもえば、会って話すのと、電話で話すのは、それほど大きな違いではなかったと思う。それでも、電話では大事な話ができないと言う人はいたけどね。だが、電話とネットはものすごく違うのだ。話が「情報」というものに翻訳されているからかも。書き言葉は、しゃべりの延長みたいに思えるが、とてつもなく違う。
使い方については、ちょっと意識してみたいと思う。SNSの使い方。mixiのような場合は、一種のお茶の間。仕事の合間や、終わった時に、ほっと御茶を飲むように書いている人が多いかも。Facebookは、社交場。パーティ会場みたいだ。やたら、お友達が増えて行く。
MLは......様々だ。お茶の間になっているところもあれば、単なる掲示板になっているところもある。
メール連絡については、イベントや仕事の打ち合わせにメールを使うのが肌に合わない人と、その方がいい人といる。この10年の間の私の経験では、メールでこんぐらがる人は、会ってもこんぐらがる感じがしてきた(笑)。会うと、親しみは増すけど、肝心の決め事が緩くなってしまうとわたしは思う。たぶん、性格の問題だと思う。
会うのは、頭を同じ空間で、共有することによる、スパークを期待出来る時だ。それができる人って、実は少ないのでは? 相性か? 作品を生で見るのは、そういう可能性があるのかも。
筆やナイフは、自分の身体の延長のように使えるが、メディアは、そうではない。なんでも自分流な人は、道具はよくこなすけど、メディアに気を使えなかったりするかも。 ...........不器用な人の方が、メディアを冷静に使うかもよ、案外。油断しないからね。そういえば、今日、G君は「僕は不器用なもんで」と、高倉健のようなことを言った。
ネットの可能性は、体験だけでなく、ちょっと勉強しようかと思っているところ。平和利用をね。(星)
さて、なので、またしばらく、引きこもろうっと。
今日は池袋の駅構内に、寝る人を見た。どきっとする。あれは、わたしかもしれないのだ。