28.9.08

プロジェクトという呼び方

展覧会を、「プロジェクト」とよんだりすることは、一般的ではないのかもしれない。その後に「展示」とか書いてあれば、何かの展覧会かも、とか、パフォーマンスとあれば、なにか、イベントがあるのね、とか、そういうことが、わかる人というのは、実は世間の一部だと思う。

浮かれているだけなのかも、と考えてみるのも、いいのかも。

だれかが、「グループ展」と説明しているのを見て、そうなのかと思った。「グループ展」というのは、ひとりでは場所を使いきれない人たちが集まって、作品を見せ合うものだと思っていた。どんなテーマを掲げてあっても、大抵は、それはお題目で、「発表したい」人たちが、好きなことをしているものだったりする。
そういえば、いつかの「ターナー賞展の歩み展」だって、見方によっては、グループ展なのかもしれない。「ターナー賞展の歩み」展なんて、わけわからないよね、普通は。
ベネチアビエンナーレなんかもっとわからない。国際グループ展だとはなぜ言わないんだろう。いつかの美学校のイベントも、グループ展だったんだ。ならば、きっとたくさんの人がわかってくれたのだろうに、長い事、「わからないよ」と言われ続けてきた理由が、ふっとほどかれる。

でも、わたしは、普通の言葉がどうしても、使えない馬鹿ものである。滅びるしかないのかも。

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ところで、展示のために、ポータブルDVDプレイヤーを買ったところ、PALシステムのものは、見られないということがわかった。わたしの手持ちは、PALが多い。完全に新品なのですが、だれか、買ってくれませんか?