2月5日のパフォーマンスの準備のために、皇居前広場のことを調べていて、この楠公像を見て、既視感を覚えました。ああ、そうだ、ボストンだ.....。
まあ、つまり、とてもステレオタイプなわけです。「騎馬像」の定番です。
ところで、見た目は、そっくりですが、文脈が違う。ワシントンはいわゆる建国の「英雄」だけど、楠木は?「忠臣」のシンボル? 江戸を守ったわけでも、近代のデモクラシーを担ったわけではない。
さて、そんなことから、都市空間の、騎馬像というものを考えてみました。
以下は、ナポレオン像です。「英雄」です。市民階級の台頭です。この像はネットの検索で見つけたので、実際どこにあるのか、わかりません。ナポレオンの像は、ヨーロッパのあちらこちらにありそうです。
そして、以下、騎馬像の元祖? ローマの英雄、マルクス・アウレリウスです。ローマのカンピドリオ広場。英雄というより、賢帝。
最後に、パリのジャンヌ・ダルク像。因みに、騎馬像は、写真を撮る時に、どんな雲が出ているかも、大事なことかもしれません。
都市の広場には、彫刻があります。それが、「騎馬像」である場合、どんな印象ですか?戦って何かを守った/勝ち得た、誇り。そして「何」を守った/勝ち取ったかが、興味深いところです。