【ファシリテーター】
太田エマ(インディペンデントキュレーター)
イギリスの美術大学を卒業後、キュレーター、アートコーディネーターとしての活動をスタート。アーティスト、学生、子どもたちを対象とした国際交流イベントを企画し、ドイツとイギリスに拠点を構えるメディアアート団体「Trampoline」で2年間キュレーターを務める。2005年より日本と海外の子どものコラボレーション・プロジェクト「inter-play」を企画開催。2006年には、メディアアートプロジェクト「ディスロケイト」を開始し、毎年国内外のアーティストを招いてアートやテクノロジーとローカリティの関係について、ワークショップやディスカッション、展覧会を行う。2007~11年には文部科学省の奨学金を受け、武蔵野美術大学映像学科においてアジアのメディアアート、オルタナティブスペースを研究。現在3331 Arts Chiyodaのインターナショナルコーディネーター。http://www.dis-locate.net
山岡佐紀子(アーティスト)
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。主にパフォーマンスアート、ワークショップ、ドゥローイング、ビデオ作品など。欧米、アジアの20カ国以上に訪れて いる。2000年「パフォーマンスアート!」(芸大美術館)、2005年「横浜港湾借景行為表現計画」(トリエンナーレ応援企画)、2010年「美しい校門プロジェクト」(仁川芸術文化財団)、2010年「ディスロケイト/メディアクションズ」(3331ArtsChiyoda) 2011年は、 エルサレムとジローナとバンクーバーの3都市のアートスクールやフェスティバルに招かれて、パフォーマンスとワークショップを行なった。http://sakikoyamaoka.com
「パブリックスペース」と言えば、何を思い浮かべますか。
今「パブリック」の領域は、広がっているのでしょうか、それとも反対に小さな「島」になっているのでしょうか。私たちは日常生活の中であまり意識せずに「パブリックスペース」に関わっていますが、実際、何の意味があるのでしょうか。
「パブリックスペース」とは、さまざまな人が共存し、さまざまな行為が行われ、多様で、多くの可能性を持っている場所です。「パブリックスペース」は政府などに作られたものではありません。私たちのそれぞれの行為、思い、想像力、つまり広い意味での「アート」によって構築されています。
では、そのような場所で、私たち個人と個人は、交流・コラボを通してどのようなことができるでしょうか。
今回は、私たちのプレゼンテーションのあと、ご一緒に行うワークショップを通して、パブリックスペースの在り方、可能性、その未来を検証します。
それぞれ参加者の経験・ご意見をお聞きします。さらに「違った立場」の人たちの視点を想像する体験を行います。個人個人が考え、それを共有し、自分たちの試行錯誤によってパブリックは変えられるものであるということを、提案したいと思います。
どなたでもお気軽にご参加ください。楽しみながら、新しい感覚を相互に確認しあう小さな旅です。
写真:山岡佐紀子「Love or Not」 2010年 秋葉原(撮影:芝田文乃)
【プログラム】
1.イントロダクション:「理解のずれの認識」を共有する
2.パブリックスペースでのアート活動例
• 太田エマ アートプロジェクト
『ディスロケイト2007~2011』
• 山岡佐紀子 作品紹介
『美しい校門プロジェクト(仁川)』『Love or Not(東京)』
『We are Elegant(ジョグジャ、エルサレム、バンクーバー)』
3.ワークショップ1:メモと想起
メモ用のカードを使った簡単な想像と意見出し
4.ワークショップ2:ロールプレイとその主張
さまざまな「パブリックスペース」を想定し、その中にいる人の立場を仮想的に思い描き、グループになり話し合います。
5.リフレクション
2.パブリックスペースでのアート活動例
• 太田エマ アートプロジェクト
『ディスロケイト2007~2011』
• 山岡佐紀子 作品紹介
『美しい校門プロジェクト(仁川)』『Love or Not(東京)』
『We are Elegant(ジョグジャ、エルサレム、バンクーバー)』
3.ワークショップ1:メモと想起
メモ用のカードを使った簡単な想像と意見出し
4.ワークショップ2:ロールプレイとその主張
さまざまな「パブリックスペース」を想定し、その中にいる人の立場を仮想的に思い描き、グループになり話し合います。
5.リフレクション
【定員】30人
【参加費】1000円
【会場】amu
【共催】NPO法人アート&ソサイエティ研究センター/amu
http://www.art-society.com/
http://www.a-m-u.jp/