今年の4月15日(日)に行なったパフォーマンス「ターゲティングジグザグ Targeting Zigzag」のビデオを編集して、Youtubeにアップしました。
けっこう、気に入っている作品です。
記録ビデオにすることを前提に、行なったパフォーマンスでもあります。
撮り方の注文をあれこれさせていただいたので、ビデオ撮りは、楽ではなかったと思います。岩田さんありがとうございました。リハーサルは前日の14日土曜に、チトゥ氏と1時間くらいやりました。当日も、結局最初の1時間くらいは、リハーサルに等しい状況。おかげで、最終的に迷いのない動きができたと思います。
パフォーマンスアートは練習しないものだと言われますが、場数はふまないとできないことは多いのでは?とあらためて、思います。
だだっぴろい駅前の橋がある場所でしようと思いました。パンダ橋はぴったりです。パフォーマーはななめに横切ります。予め、歩き始める時に、どの人(人たち)に向かって歩くのか、私と相方のチトゥさんとで、合図しあって決めます。通行する人から見ると、斜め前方の左右から私たちがやってきて、ぶつかりそうになりますが、二人は彼等の後方へ抜け、すぐ後ろでクロスし、また離れて行きます。
通行する方たちには、ちょっと怖い、あるいはへんな経験かもしれないです。
私たちは、決まった動きしかしませんが、通行する人たちはみんな違う様子なのが、興味深いです。敏感に反応して避ける人は少ないですが、通りすぎたあとの様子がまちまちで面白い。私たちの動きとのコントラストがあっていい。
友人のさいとうかこみさんに、ターゲットになってもらって、練習した時の場面。
ビデオを撮ってくださっている、岩田さんの姿が写っている写真です。
これ以下は、ビデオクリップ。
風待ち。(人が歩いてくるのを待っている)
私たちは、ターゲットとなる人(人たち)を、合図しあってきめます。
さて、これは誰に見せるための作品でしょうか。
そこにいる人たちではなさそうです。通行する方々は、作品の一部っであり、同意をえずに参加していただいている状況です。これは「社会道徳」的に言うと、問題かもしれません。
この日には、3名ほどの観客がいました。個人的にやってきてくれた人です。彼等にとっては鑑賞するものだったとは思いますが、もし、観客は50人もいたら、通行人に気づかれてしまいますから、これをすることはできないでしょう。
ですから、やはり、これはドキュメントが作品だと思います。