18.4.12

ストックホルムでの作品 微笑む自然 Smiling Nature: Left to us + Blind Game in Stockholm

明日の朝、ストックホルムに発ちます。
着いたらもう翌日は、パフォーマンスです。
「Smiling Nature:Left to us」という新作をやります。


逗子で撮影して来た太平洋の、波の映像を基本イメージにした作品をします。テーブルを3台。各テーブルにはそれぞれのマテリアルが乗っています。
1:ゆでた卵70個くらいが入ったバスケット。
2:荷札と白いシーツとペン7本。
3:青かまたは黄色の紙の束とペン7本。

まず、シーツを切って、長いロープを作ります。
観客は100人近く来るそうです。参加していただきます。スペースの反対側に初め全員いていただき、7人ずつシーツのロープを握っていただき、テーブルにお連れします。そこで、あることをしていただいたら、反対側に移動してもらいます。
ビデオは35分です。午後2時くらいから午後4時くらいの太平洋を撮りました。音がものすごいのです。これをどう使うか、会場を見て決めます。
私は終始、穏やかで少しほほえみ、そして容赦ない、そういう態度でいようと思います。
最後にはテーブルの上がインスタレーションになっている予定です。
波の轟音が止まった後の、残響の残る静けさのなか、インスタレーションを見ていただきます。

次の日は、お昼から2時間のパブリックスーペスで、何人かの人がパフォーマンスをするようですが、私はその時間内で、2008年から時々やっている作品「Blind Game」を2時間のデュレーションでやります。いつもは静かな場所でやっていましたが、今回は雑踏の中でやりたいと思います。気温は、6℃くらいです。うう、寒そうだが、がんばります。

さらに次の日は、まる1日、朝の9時から夜の9時まで、パブリックスペースを使って、アーティストも生徒たちもスタッフも参加で、A Performance art guide to ordinary lifeというプログラムがあります。実際どういうコンセプトなのかわかりませんが、何かできるでしょう。Targeting Zigzagをやってもいいかな。

次の滞在予定地であるオランダではロッテルダムとアムステルダムでやりますが、内容は未定です。ロッテルダムでは少し長く滞在しますから、都市空間を観察して何か考えたいです。どちらもフェスティバルではなくて、ローカルな小さなイベントです。ロッテルダムの方は、ベルリンのヨハネスのグループによるワークショップとのコラボですが、こちらは参加料を払わなくてはならないので、それには参加しません。覗き見できたらいいな。テーマが「物を使うパフォーマンス」なので、こちらはシャトマルでの「モノらる」の成果を生かしてみようかな。