14.11.07
I met Crupp Family, work 2 in Chiang Mai
チェンマイから帰国しました。パフォーマンスフェスティバル「アジアトピア」vol.9に参加しました。日本からは、私の他、田中照幸さんが参加しました。主に、タイのアーティスト、他にはミャンマーから2人、インドネシアから1人、シンガポールから3人。ドイツ1人、スペイン2人、カナダ1人で、圧倒的に東南アジアの風でした。ステージは基本的にチェンマイ大学内や市立博物館の外など。観客は主に学生、通行人でした。滞在中、私は風邪をひいて高熱出したりしたので、帰国後は少々疲れて休んでおります。排気ガスがすごかったのもあると思います。
写真は、私のパフォ。「商品」がテーマです。特に重工業。東南アジアの町では、日本製品(車、電化製品)があふれかえっていることを揶揄して、特に今回は三菱にフォーカスし、三菱の航空機(軍用機)の新旧ラインアップを紹介。東南アジアが軍用機まで買っているかどうかは知らないけど、部品の製造はしているかも。それにしても、世界広しといえども「商品」の中で、軍用機程、美しく、かつハイテクノロジー、かつ人間の夢を実現したものはありません。なので、このテーマは日本とアジアの問題ではなく、普遍的なテーマです。この写真を、1枚1バーツ(0.3円くらい)で売りました。結構たくさんの人がわいわい楽しそうに買ってくれてびっくりしました。お土産感覚かな。遊び感覚を刺激したようです。ちょっとその辺は、個人的にはショック。その後、私は三菱のテレビの段ボール箱を潰して、濡らしてどろどろにし、みすぼらしい飛行機を作り、赤く塗りました。血まみれって感じです。楽しい遊びのパフォかと思ったら、みすぼらしいものが後で出て来たので、どう考えたらいいのかわからないと言う風に、みなさんは呆然としていましたね。私としては、論理的な帰結です。岡に上げられた鯨みたいだって、言う人もいました。そういうポエティックな想像力は好きです。良いとか悪いとかではないのです。サン・テグジュペリだって飛行機事故で亡くなりました。わたしの高校の時の親友の柴田真美も、女だてらに航空自衛隊に勤務して、25歳の若さで、九州の山に散りました。彼女は、飛行機が大好きだった。
この作品は「I met Crupp family」のシリーズの第2回目です。近代重工業をテーマにしています。この辺のことは、もっと学ばなければと思っております。別に、東アジア解放戦線みたいに、大企業を攻撃しようというのが、わたしの目的ではないので。
以下のサイトも参考にごらんください。
http://www.mhit.co.th/