16.10.08

出航とボストン

12日のオープニングから翌日のトークまでの間、プロジェクターの準備で、血相を変えていたので、きちんと報告できなかったが、
展示会場、庭の東屋にての「ひつじ」によるパフォーマンス、多くの、ひつじの仲間達に見守られて、出航式が、劇的に行われました。どこへ行くのでしょう。様々な危険要素を抱えて。
でも、出航せざるを得ないよね。

わたしは、来週、火曜に渡米。ボストンへ行きます。ボストン美術館のアートスクールで、アーティストトークというのを、行う。
13日のトークでも、まず話題になった、岡倉天心が長い事努めていた、美術館で、天心を記念した日本庭園もある。
わたしは、作品Missing in Yokohamaを語る予定だけど、ここには、深い因縁の、ボストンの要素が、加わってくる。
モダン日本美術を、ある種の危機感から、「作り上げて」海外に紹介し、その目的は、「日本は野蛮な国ではない」と知らせる目的が、彼にはあった。そして、我が国は、日露戦争を応援してもらったのである。もちろん、アメリカは、アジアで覇権を持ちたかったからなのだけど。
その辺を取材する目的もあり、ボストンからの招聘は、時を得たりで、でかける、私。ただ、滞在日程が短すぎるのが、残念。
そのあと、トロント。ここも、港町だ。

羊の出航式が、わたしの出航式なのだ、と勝手に思っている。

で、..................ヨコハマには、もう戻らぬとかね。