2.4.10

ぎらぎら丸の内

夕方、東京駅へ行った。新しいビル群がぎらぎら。ヤマオカサキコ的には、丸の内→三菱東京UFJ本店→Best Place to Sleepという連想でいたのだが、あの2007年から、社会は随分変わったようだ。銀行昼寝パフォも、リーマンショック後は、あまりに普通のイメージなので、もうやろうとは思わなくなった。あのSleepは、日比谷の派遣村より前のことなのよ。
今は、屋外パフォより室内をやりたいけど、チャンスがないから(お金払って場所を借りるのはできない。なぜって、場所と私の関係がそういう関係になってしまうでしょう?)やはり、屋外でするよりないので、どうしようかと。

丸の内には、アートフェアの内覧会を見に行った。友達のNが出しているので、招待券をわけてもらった。あまりにたくさんの人が並んでいて、こんなにアートファンがいるとは、知らなかったと、思ったりした。地方からも来ているのだろう。たぶん、かなりマニアな外国人も飛行機に乗ってきているだろう。中に入ると、C&Mの時に、いつも来てくださるKさんも出品しておられた。すごくきれいな作品で、お話もしてもらって良かった。
出店の97パーセントくらいが日本の画廊で、出品アーティストの90パーセントくらいが日本人かな。印象としては、「具体的」な表現が多いと思った。たぶん、一般の展覧会より、その割合は多いと思う。「具体的」と私が言うのは、具象である以上に「もの感」が強いという印象。いわゆるリプレゼンテーションとして「作品の向うに世界がある」というより、「作品そのものが世界」なのかもしれない。作者の手仕事ぶりを感じさせる。あるいは神様のいない国らしい? とにかく、そういうモノモノしたモノを、人は買って手元に置きたいと思うのかもしれない。ひとり、コレクターの知り合いにばったり会った。「何か買うおつもりですか?」と聞いたら「去年借金して買っちゃったから、今年はね〜」と苦笑いしていた。わたしとしては、お金と家が広かったら欲しいと思えるものは、1〜2点あった。ちょっとびっくりしたのは、小品ながら「ホックニーかしら」と思った作品のシリーズがあって、よく見たら、なんと大竹シンローだった。色鉛筆や絵の具の塗り方が上手にホックニーみたいだった。画法もコラージュするのかな。そんなのあり?........見違えかな。

あしたから2日くらいは、あの仕事。やってどうなるんだろうと思うようなものなんだ。単に雑誌のぺージを埋めて終わりなだけと言う気がする。.........「鬱」な発言かもしれない。
その後は、ホームページのアップし直し。
「エンリョするなよ」というタイトルの作品群を早く作りたい。