路上からパブリックを考える。
20年くらい前まで、パブリックアートとは、路上介入もののことでした。警察が出動したり、新聞記者がやってきたりするようなものだったのです。ところが、今は、真反対の、行政側から市民に提供される、サービスプロジェトのように思われているようです。
さて、そうでしょうか?
路上で、何が行なわれているか、フラットになって観察体験してみましょう。実際はいろいろなことが行なわれています。勿論、アートと呼べることはごくわずかです。まあ、言ってみれば、アートなんて必要がないほど、人々が様々な活動をしています。それは、多様です。ぶつかったり、住み分けたりしている。そして、アーティストとしては、それらと関わらないのは、もったいない。
私のしていることは、貼紙とかナンパに近いことになっているなあ。迷惑お節介系コミュニケーション? ストーカーほど迷惑すぎない。散歩ほど、良識的な個人活動ではない。