3331の裏にマンションがあり、そこの一室がレジデンスになっています。MediActionsのアーティストたちは、このひと月そこに泊まっていました。ジャスミンはあした帰る。ここを借りているのは、6日まで。ゴゴとピラもその日に帰ります。私は時々泊まっていたけど、押し入れしか、場所がなかったので、生活は困難だった。でも、あと数日。ジャスミンがいなくなるので、泊まることにして、東京を少し、ゆっくり過ごすことにしました。
観光客みたいにこれから、上野公園の横にある岩崎邸に行ってきます。
このところ、MediActionsのことばかり。主な行事は終わって、後は、公共哲学カフェを残すだけ。これは、もともと、ディレクターがプログラムしたイベントではなくて、私の興味から、そして友達のアライ=ヒロユキ氏の協力を得て、企画したものです。
公共哲学カフェは、2008年からすでに20回イベントをやってきています。公共哲学は、NHKで紹介されたハーバード白熱教室で、少し有名になりましたが、別にハーバードでなくて、この20年くらい前から、時代の変化を考えた研究が、始まっていたみたいです。とくに、この「カフェ」は、研究者たちのものではなくて、編集者や一般の人のメンバーがあって、本来の意味であるところの「市民感覚の哲学」を考えるために、集まりのようです。
これまで、私は、公共に対して、あまりポジティブな印象がなくて、たとえば、町おこし系イベントだと、アーティストのやることは制限されるというイメージでした。アートに特に関心のない人に、アートを楽しんでもらわなくてはならないなんて、どういう拷問なんだろうかと。
でも、状況は変わってきている。
私も変わるし、世界も変わる。
コアな表現もするし、オープンな表現もやってみて良いと思うようになった。
しかも、「官」サイドからのアプローチではない。3331アーツ千代田は、ちょっぴり「官」の場所かもしれないけど東京ワンダーサイドではない。しかも、MediActionsは、場所を借りている立場。いわば協力関係です。
11月11日(木)18:30〜
「公共哲学×アート」 参加料無料
http://public-philosophy.net/