来月6日より20日までポーランドへ行く。ワルシャワとクラコフとピオトルコフ。東京と京都と長野って感じでしょうか。それぞれ、別々の人たちの企画だが、リンクして、芸者(!)の送迎をするというわけらしい。それはいいけど、海外のパフォーマンスフェスって........もう10年は通っているが、はじめは気にならなかったが、最近気になることとして...........会うのは、アーティストばかり。いっしょに御飯たべたり、お茶やビールやワインをのんだり、作品のセットアップしたり。お客さんと話す事もあるが、思い出すのは、アーティストばかり。アーティストのユートピアとかいう思想が背景にあるようだ。
不自然だと感じる。
そういうものが、バカっぽく感じられるようになった。それは、2005年の「横浜借景計画」での経験から来ている。壊れた家族が戻れないように、アーティストのユートピアなんで信じられなくなった。正直言って、以前は、けっこう、誇らしかったから。
その向こうにいる人が気になるようになった。
たとえば、日本で、ワークショップというと、市民や子供が、アートを体験する機会である。ヨーロッパでは、主に、アートの学生のみである。このギャップは大きい。どちらが変と、言う問題ではないが、わたしは日本のケースの方が、なじむ。
誰に見て欲しいかって、そりゃ、かなり、アートに触れてきた、一家言のある人がいいとも思う。だけど、日本の場合、長く美術を見てきた人は石頭が多いので、いやになる。なので、私が生きている中、一期一会で、知りあう人々がターゲットだ。第一、私たちの住んでいる世界から取材をしているのだから、返したい、わたしはこう解釈していますって、伝えたい。そういう気持ちだもの。専門家ばかりではつまらない。
だからって、いっしょにのりのりになれるような、ホットなライブイベントにする気はない。やはり、ファインアートであるのが、売りだ。
で、とにかく、ポーランドでも路上に進出しようと考えている。
さあ、どうするか。寝るのは、しません。
ポーランド人の死んでいる風景、見飽きたもん。ああ............