4.2.11

世界は断片だ

当たり前のことだけど、今見えている世界は、断片だ。だれかに会って、だれかが何かを言う中身も断片だ。大事なメッセージもあるけど、見過ごした方がいいこともある。受け取らない方がいいこともあれば、思いやった方がいいこともある。全体像を想像するのがいいかも。たぶん、想像しきれないけど、これは断片だと思うこと。

少し、道教の本を読んでみた。人間はちっぽけだとして、謙虚に生きる事がよく言われるけれど、自分の身体を日月のレベルにつなげようとする思想や訓練の話は、まずは、想像力の広がりとして、単純に楽しいし、なぜか希望のように思える。日月のレベルになったからと言って、だれかにほめられるわけではなし、人間なんかには気がつかない。


今生きている今の世界も、大きな流れからすると断片だ。今、当たり前のことは、当然他の時にあたりまえではない。生き物、人間の本質は変わらないとよく言うけど、それもわからない。

だからなんでもいいんではなくて、なんか、ゆっくりした気分で、細部を愛してみたいじゃないの。