私に何ができる心配であったが、なんとかのり切ったと思っている。
エアコンも止めてもらい、細かい音に集中したから、観客は身動きにも気を払わざるを得なくて、窮屈な思いをしていたかもしれない。もし、そうなら申し訳ないです。でも、それで楽しめた人がおられたら、ありがたい。
彼の言う、「へんなライブ」の一要素に、本当になれていたら、うれしい。
以下は私の図形的リフレクション。
アイデアとライブ感のAB軸の十字の図形チャートで、考える。
アイデア
A軸右:個人のセンスから来る感覚
A軸左:社会性を意識した感覚や考え
ライブ感
B軸上:緊張や集中度を大事にする
B軸下:日常性/親しみやのりを大事にする
きのうは、前半はA軸左から入り、後半は右の方へ行き、とどまった。
B軸に関しては、ずっと、上方向が強かっただろう。しかし、狭いところに少人数という意味では、下方向的なところもあった。
A軸については、それで良いと思う。
B軸は、迷う。
図でも、日常性の反対側をなんと書けばいいかわからない。非日常性ではなくて、崇高性でもなく。適切な言葉はないものか。
来月、
シャトーマルゴーで、サエグサさんとデュオすることになっている。それでおととい会っていろんなことを話した。その中で、能のことを話した。彼も好きみたいだ。私も、そのことを考える。あれが、あのようにハイテンションな場所であるのは、「奉納」であるからなわけだと思う。その感覚が、どういう形で、現代の日本人に、関われるか、関わっているのか。