4.5.08

3つの作品

作品は3つ用意。
かなり完全に新作「Wind On A Palace」は、息とくしゃみと羽根と飛行機の写真(去年用意した三菱の飛行機の写真を使うが、今回は、ミツビシであることは関係なし)を使う。事務用家具で要塞をつくる。カフカの「城」をちょっと連想。野心昨なので、かなり、ディテールをつめなくてはと思うが、オーガナイザーの趣味なのか、場所や状況を見てから、決めさせたいらしい。もちろん、それでOK。これまでの蓄積がものを言うか言わないか。生な感じが命ってか。
次は「A Plant Is Alive Like Me」は、町に出て、Duration Perfomance (早朝から夕方まで)をして、それから夕方、イベント会場で仕上げるもの。緑の衣装で、植物の気持ちを表す。境界人格障害の「植物は行きている、人は生きている、ゆえに人は植物である」というアイデアに魅せられている。
もう一つは、「Drill」2006年くらいから、少しずつ進化している作品。「わたしたちはなぜ健康であることを求められているか?」これは、国の保険事業への問いがテーマになっていて、オリンピックの映像もあり、時期にあっている。
映像を見直して、なんて、タイムリーなんろうかと思う。......でも長生きされては困るらしいのよね。

ところで、3つの箇所でイベントがあるので、3人のオーガナイザーとメールでやりとりしているが、同じ、ポーランド人でもなんて、人柄の違うことか? ワルシャワの人は、えらくきどっていて、丁寧かと思うと、いきなり「疲れた!」とか言い出す。クラクフの場合は、イベントの規模が小さいということもあるのか、かなり、シンプルかつ親切である。ピオトルコフは、役所仕事みたいに投げやり。それぞれ、オフィシャルにやっているつもりなんだろうが、こうも違うのかと。まあ、ワルシャワは国立美術館だし、クラクフは、クラブであるという違いは大きいと思う。ピオトルコフは、市長肝いりの地方イベント。それぞれ、背景があらわれているってわけなのだ。おもしろい!!
学ぶぜ。