仕事である建築現場に行った。こちらはデザイン系の仕事で行っていて、現場の人に頼んでおいた定点観測写真を受け取った。その時、整理した方がいいので、後で郵便で送りますと、彼らは言っていたけど、こっちでそれはやるからと、その場でCDにコピーするのを待って(これが意外と時間がかかった)、受け取った。そして、今それを見ている。
なぜ時間がかかったか、わかった。分類して、日付を入れていた。感心しました。どうしてもそのまま、渡す気持ちにはならなかったのだ。
わたしの今までのアート関係の経験だと、たとえ、撮影料を払ったデジタルでも、なんら整理されていない写真を受け取るのが常だった。それどころか、カメラに入っていた、プライベートも写真も取り除いてないこともあった。で、まあ、普通、人はそうするんだろうな、とあきらめていた。
だから、この丁寧さには、心が動いた。
アート業界は、もっと実業の世界に学ばなくてはいけないんじゃないかな。
写真は銀座1丁目UFJ銀行にて。Best place to sleep