25.6.08

デプレッション

クラクフのギャラリー(といっても美術館の規模)で行われていた展覧会「Depresja」つまり「depression=鬱、落ち込み、不景気」と言う意味のタイトル。これが、とても、意欲的で、シニカルで面白い展覧会でした。
ポスターをよくみると、銀行がサポートしている。皮肉がきいていて、最高。

今わたしは、意欲的なウツ、という言い方が気に入っている。躁(ソウ)の時代は、もうとっくに終わっている。19世紀末から1980年までは、ソウの時代。ウツとは、自省的で、ふか〜い時代なのだ。ウツに耐えられない人間は、脱落する。どこへ? ソウ状態へと脱落するのだ。
いや、躁状態の時代は、もっと前からだったかも。世界的には、大航海時代からかもしれない。でも日本の場合は、開国まではウツなのかな。